〜マドレーヌとバニラエッセンスの香り〜絵本『ミンマ6月の調べ』6
前回よりの続きです。
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 絵本『ミンマ6月の調べ』5.】
今回で『ミンマ6月の調べ』は最終回となります。
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 絵本.】
前にこの作品は3年程前に製作、と記しましたが
もしかしたら4〜5年程前だったのかも知れません。
製作期間から発表までだけは100億円かけるような映画に
負けない位の作品となってしまいました。(笑)
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ミンマくんがお母さんにパジャマへ着替えさせてもらって
台所へ着くと
ダイニングのテーブルの上には
おいしそうなケーキやお菓子が並んでいました。
甘い香りの正体は お母さん手作りの
この愛情のこもったお菓子たちだったのです。
私が幼かったころ
母は近所のお母さんたちと色々なお菓子を作っていたものです。
学校から帰ってくると
台所はにぎやかで—。
( 好きなことに熱中していれば雨に気付いたとしても
迎えにゆくことまでは気が回らないのも理解できます )
よく憶えているのが“ マドレーヌ ”。
現在では貝のような形をした“ マドレーヌ ”が
スーパーなどでも売られている位ポピュラーなお菓子だと思うのですが
この当時、ティラミスもパンナコッタも日本には存在せず
( 〜というのは大袈裟でしょうか?
銀座辺りなどでは既に作られていたのでしょうか?)
イチゴのショートケーキか チョコケーキか ババロア…
そんな程度の種類しか知りもしないし見たこともありませんでした。
もちろん“ マドレーヌ ”が売っているのを
この当時は見たこともありませんでした。
母は 最先端をいっている。 と子供心に思ったものでした。
母の作ってくれた“ マドレーヌ ”は
スーパーの既製品やケーキ屋さんのケーキのどんなお菓子よりも
上品な味がして心の底から美味しいと思ったものでした。
私はよく卵の白身数個をボールに入れて
ひっくり返しても落ちてこなくなるまで泡立てる、
という役をやらされたものでした。
前腕はパンパンになってしまい、結構な労力がいります。
少し高価そうな小さな小瓶に入ったバニラエッセンスの香りは
幸せ過ぎた昔日の想い出を よりいっそう甘く優しい想い出として
今も私の心に留めてくれています。
《関連カテゴリ》
絵本
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『 龍のわんぺえじ 』
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