近日中に再開いたします
このblogのまとめをしておこうと思い立ちました。
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このblogのまとめをしておこうと思い立ちました。
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前回からの続きとなります。
家族全員がリュウの一挙手一投足を横目で気にかけながら食事をし、
父は動物病院での様子を語りました。
(私を除いた)家族会議で決めたというリュウの開腹手術。
メスで切り開かれたリュウの小腸全体には小さなピンクのブツブツが。
もう手後れだったのです。
『 何で、まっと(もっと)早う知らせてくれンかったンだ。‥ 』
そう思いながら父の話しに耳を傾けていました。
「 あんだけ転移しとるんだったら、
開腹手術なんかいらんかったゾ‥。 」
手術によってリュウの体力が奪われた面も否めないようでした。
自分のガンの話しをされているのに
リュウは皆の横チョに座っては食べ物をおねだりしています。
ひたすらに 食べ物を眼で追いつつも
行儀の良いお座りを続けます。
「 リュウくんは病気だから病院の食べ物しかあげられないの。 」
母は赤ちゃんをあやすような口調でリュウをなだめます。
食欲が旺盛になってきたことも私達に希望を抱かせてくれました。
目が合えば、あの微笑み返しもしてくれました。
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 『〜三歳の翁〜龍のわんぺえじ(オリジナルコミック)』.】
私が急いで買い揃えたサプリメントの消化吸収が良かった為か
すこぶる調子の良いリュウです。
リュウの突然の激変(好調)ぶりに
話題はリュウのガン以外のものへと移り…
2時間以上も過ぎた頃だったでしょうか‥父は寝室へ。
楽しかった宴も終わりに近付き
母はデザート(何かの洋菓子だったと思います)を用意してくれました。
リュウに何も与えてあげられないことが心苦しかったのですが
私はこんなことをしました。
リュウの目の前までデザートを持ってゆき
パクッとそれを私が食べてしまいます。
「 いいでしょう〜。 」
と、ふざけながら少し意地悪くも見せました。
それを見ていた母は
「 そんなこと、やったりゃあすな(止めなさい)。可哀相に。 」
何故、私がこんなことをしたのかといえば
食べ物への執着が増せば、 食べたい という思いが強まれば
— 生きていたい —
という願望も強くなって少しでも寿命が伸びるのでは?
と考えたからです。
意地悪に見せたのは私の照れ隠しなのでした。
もちろん母も家族の誰も
私がそんなことを考えての行動だったとは今もって気付いていないでしょう。
私以外の家族が引き上げ
母はキッチンでお皿を洗ったりして後片付けをしていました。
カチャンッ カチャンッ
リビングには私とリュウの二人だけになりました。
‥ 少しだけなら ‥いいっか。
フタの裏側と
私の手についている僅かなデザートの甘味をリュウに舐めさせてあげました。
リュウは一生懸命に丁寧に舐めていました。
獣医さんから指定された缶詰め以外は禁止されていましたから
何週かぶりの甘いものだったはずです。
ほんの少しだったけど、口にさせてあげられて良かったな‥と
リュウが亡くなった後の
たくさんの後悔の中で、僅かに満足のゆく出来事でした。
今でもリュウのあのザラザラとした舌の感触が蘇ります。
程なくして、すぐ近くに居を構えている兄も
元気を取り戻しつつあるリュウの姿に安心して帰宅してゆきました。
—続く。
《関連カテゴリ》
『逢いたいチカラ』バックナンバー(リュウとの死別と不思議な体験、全て実話。)
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 『逢いたいチカラ』.】
『 龍のわんぺえじ 』
(オリジナルコミック、リュウとの楽しい想い出や‘大秘境名古屋’などのマンガ。)
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『逢いたいチカラ』は全てが実話で私小説のような形式を採っています。
( 現在は2001年12月の出来事を綴っています。 )
その為、全てが過去形での文章にしておりませんが、
よろしくご理解のほどお願い致します。
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※ご注意 《 盗作blogについて 》
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: blog盗用問題.】
『逢いたいチカラ』は2005年2月より連載開始しております。
私小説『逢いたいチカラ』やblogのその他の記事、コンテンツより
コンセプト、構成、エピソード、文言などを
多数盗用、模倣、改変し流布している(A氏改め)h氏のblogが存在しています。
(著作権法違反とマナー、倫理の問題があります)
読者の方々においては誤解なき様、願っております。
※(A氏改め)h氏においては盗作部分の削除を行わなければなりません。
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前回からの続きとなります。
フローリングに敷かれた絨毯の上に、直に座っている父の方へ
リュウが小走りに駆け寄って来ました。
そして、すかさず仰向けになってお腹を見せています。
そう、 甘えているのです。
リュウの表情も何かうれしそうです。
「 ほほ〜ッ! ◯◯(私の名前)が帰ってきたで
嬉しくて調子がエエか? 」
リュウのお腹をさすりながら父も楽しそうでした。
皆の笑顔から リュウの調子が随分と良くなっているのだナ、と理解できました。
私はまだ実家へ戻ってきてから丸二日も経っていませんし、
リュウの為のサプリメントを買うために走り回っていましたから
病に伏せっているリュウの様子をゆっくりと見ることができないでいました。
この時、
私はほんの少しだけ得意気でした。
『 ほら、俺が帰ってくれば
アッという間にリュウの体調を良くする事ができるに! 』
心の中でそう呟き、少しだけの嬉し涙をこらえていました。
リュウは(濡れた身体の水を振払う時の動作で)
全身を頭から順にシッポまで ブルッブルッ と震わせました。
ムダな毛が少しだけ、中空を舞っています。
その様子は、
今まで病状に在ってナマってしまった身体を
「 さぁ! 元気を取り戻すゾッ! 」
といわんばかりの回復宣言をしているかの様にも見えました。
「 まぁっ! 」
母の驚きと歓喜。
私は こんな事もできない程、元気を無くしていたんか‥ と気付かされ。
同時に、
こんな何でもない動作から察せられるリュウの気力の回復が
私達家族全員の沈みきっていた暗い気分を
アッという間に希望溢れる明るい気分に一変させてくれていることに
リュウが当たり前に元気でいることの重要さに、
その存在の大きさに、有り難さにも改めて気付かされました。
— でも、
不治の病であることに変わりはありません。
皆、久し振りの明るい雰囲気の中にも
一抹の寂しさを表情のどこか片隅に残しているのでした。
—続く。
《関連カテゴリ》
『逢いたいチカラ』バックナンバー(リュウとの死別と不思議な体験、全て実話。)
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※(A氏改め)h氏においては盗作部分の削除を行わなければなりません。
※(A氏改め)h氏による最近の盗作行為。酷似箇所。
(A氏改め)h氏の2006-07-27 16:04 のblogに以下のコンテンツを元にしたと思われる
酷似したエピソードが記載されています。
2006/06/09 06:35 PM
『 モー娘。ムスメvsリュウ〜龍のわんぺえじ(オリジナルコミック)〜』
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 『 モー娘。ムスメvsリュウ〜龍のわんぺえじ(オリジナルコミック)〜』.】
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前回よりの続きとなります。
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 『〜苦しみから生まれ出づる敬虔な感謝2〜逢いたいチカラ43』.】
2001年 12月 9日 日曜日 午後7時頃。
偶然に家族全員が実家に揃いました。
『 偶然に。』というのは、
予定をするでもなく、家族全員が顔を揃えるなどということが
この何年に渡ってほとんど記憶にないからです。
いや、予定をしていたとしても
全員が揃うまで
何時間もズレてしまう事がほとんどなほどでした。
何で皆んな集まってきたのか?
母が一番驚いて
「 まぁ! 珍しい。
皆んな約束もしとらんのに
こんな時間から揃っとるなんて! 」
このことも、後に考えてみると
不思議なことのひとつでした。
なぜなら‥
— 明日にはリュウはこの世を旅立って逝くのですから…。
リュウが亡くなってからこの時の事を母は語ります。
「 きっと、リュウが皆んなを集めたんだねぇ‥。」
この世での最後の楽しい想い出を心に刻みたくて
家族皆んなの笑顔と愛情を、その小さな身体一杯に受け止め
満足してこの世と私達家族一人一人とお別れをする為に‥。
リュウの最後のカワイイわがままだったのかもしれません。
そして、なぜか全員で、リビングで夕食を採ることとなりました。
リビングはリュウが日中いつも過ごしている部屋です。
生後二ヶ月程でリュウが我が家にやって来た時も
最初にリュウはこのリビングに落ち着きました。
しばらくは
他の部屋には少し怖がって入れないでいたのを憶えています。
部屋の境界のところで立ち止まってはしばらく何か考えこんで
「 行けれない。」自分に
「 怒れちゃう。 」様子が
ほのぼのとして、吹き出しそうにもなるし
ただただカワイイ“ 赤ちゃん ”だったのでした。
父には専用の部屋があり夕食も必ずそこでとっていました。
客などがリビングに訪れていたりすると
父はほんの少しだけ立ち寄り、もてなしの気持ちでトークしてゆく〜
そういった時にリビングで軽く食事する。 そんな程度でした。
次々と現れる父や兄たちの姿に
やはり一番喜んだのは他ならぬリュウでした。
軽い宴会のようなものが始まりました。
ソファに合わせた高さが低めの
客人用の大理石のテーブルを家族全員で囲みました。
当然、誰もがリュウの具合を気にしていたのであろうが
それでも
不思議やねェ〜。よう揃ったねェ。
母はまだしきりに言っています。
現在(いま)にして思えば
この刻(とき)リュウの死の前日だったことが不思議で偶然とは思えず
あの“ 遠感 ”
— 逢いたいチカラ —
が働いたのだろうか?‥と。
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 『逢いたいチカラ3〜遠感〜』.】
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 『逢いたいチカラ4 〜遠感2〜』.】
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 逢いたいチカラ5 〜遠感3/最後のサンポ〜.】
それとも神様、大いなる意志存在の最後の配慮だったのでしょうか?
自らの死の終焉を心のどこかで察知していたリュウの今一番の願い。
『 大好きな家族全員が揃っての笑顔が見たい 』
この純粋な気持ちが、この刻(とき)を最後のチャンスと知っていたかのごとく
300km以上も離れた私の心に。
車を運転中だった父の頭の中に。
仕事中であった兄の気持ちの中に。
自宅へ帰宅寸前だった兄の精神へ。
虫の知らせとして、フトした思い付きのように—。
皆、
「 ‥リュウに逢いたいな‥。 」
「 リュウの様子を見てから‥。」
そう、頭にひらめいて、ほぼ同じ刻(とき)に思い、
偶然、同じ時刻に実家へ集まることとなったのでしょう。
《 関連記事〜科学的検証〜 》
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 『逢いたいチカラ』とNTT人体通信.】
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 津波を予知した動物たち〜アニマルプラネットより〜.】
このチカラは、
リュウの死後、いくつもの奇蹟を私の眼前に現わし、
私はとても現実のものとは思えないそれらの現象に戸惑いながらも
このチカラを実際のものとして理解する為の知識を集め始めます。
その途上で生まれたのが
このblog『 逢いたいチカラ 』でした。
—続く。
《 関連カテゴリ 》
『逢いたいチカラ』バックナンバー(リュウとの死別と不思議な体験、全て実話。)
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※(A氏改め)h氏による道徳心を欠いた 無断盗用、改変行為は
止むことがありません。
僅か2時間前にUPした私の記事中のフレーズを無断盗用、改変し
自分の創造したものとして公表していることもごく最近ありました。
(A氏改め)h氏はこの記事からも無断盗用、改変行為を行うのでしょうか?
こうしたモラルや道義を欠いた多くの人々へ多大な迷惑や実害を及ぼす
反社会的行為は許されざるべき行為です。
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: blog盗用問題.】
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前回よりの続きです。
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 『〜苦しみから生まれ出づる敬虔な感謝〜逢いたいチカラ42』.】
職業に貴賎はないと言います。
そこに差があるとしたら、(良い悪いは別として)それは人間が作り出したもの。
ある時代には大企業のサラリーマンがもてはやされ
ある時代には料理人がもてはやされ
ある時代にはベンチャー起業家がもてはやされ
もっと古代の時代には祈祷師やシャーマンが指導者として台頭し…
子供向けのヌイグルミを造った人たち
マンガやアニメや映画、ファンタジーな創作物を生み出す職業に就いている人々は
その他の職業に従事している人々よりも劣っているのでしょうか?
全くの0から創造した作品を、
その人独自のスタイルを持って、
他人には知る由も無い様々な苦難を乗り越え
この世の中に送り出した人に対する勝手な決めつけや価値観による
差別や侵害行為といったものを
日々目にすることがあり、又、体験もします。
でも、この小さな子供向けのヌイグルミは
ファンタジーや神話として愛や無垢なものへの想像力を豊かにし
絶望の淵から私達を救い出してくれるという
大きな役目、希有な役目を果たしてくれました。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
あの数年に及ぶ阿修羅の日々が終結したと思われた頃のリュウのガンの発病。
正義をあざ笑い、時には法を犯しながら 善良な市民を装う者たちを
憎みに憎んだ日々。
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 逢いたいチカラ9〜阿修羅の日々と子守唄〜.】
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 逢いたいチカラ10〜阿修羅の日々と子守唄2〜.】
「 ‥まだ終わっとらんかったんかい…これが最後の試練だったのか!? 」
リュウの死が目前に迫っているという現実を突きつけられた時、絶句し
思わず“ 神 ”に対して怒りをぶつけたあの瞬間。
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 『逢いたいチカラ15〜後悔〜』.】
今までの試練とは異なり怒りをぶつける方法では立ち向かえなかったこの試練は
数多くの敵、巨悪の存在を憎むことではなく、
その何倍もの 星の数ほどの人々への
感謝の気持ちを忘れてはならないということを教えてくれたのです。
私が生きて来た年月、現在目の前にある
様々な工業製品、インフラ、雑誌、小説、映画やサービスそして民主主義社会。
一体、どれほどの生みの苦しみ、
努力、苦難の歴史がそこには刻まれているのでしょうか?
皆、人生を賭して赤の他人、人類への貢献を惜しまなかった結晶の証です。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
この深い悲しみの中、
ワラをも掴むような気持ちで
この¥300ほどのオモチャを買っている人間がいるとは
このヌイグルミの仕事に携わった誰もが想像だにしていないでしょう。
私もこのヒトたちひとりひとりに感謝の気持ちを現わしにゆくこともないでしょう。
己の人格を磨くことこそが誰しものこの世での最も重要な仕事。
その過程は他者を助ける行為として結実します。
そして、リュウも
望んだ通り生きただけ。
無邪気で素直な愛を生きる。
そして
— 死はいつか必ず訪れるもの —
何の説明もせぬままに、
私の心の中に感謝という変革を生み、憤怒の地獄から救い出してくれました。
犬という生き物が神様から、何かこの世に生きる役割を与えられているとしたなら
それは、
とても曲がりやすく、暴走しやすく、そしてとても弱い人間の本質を
本来、私たちが還るべき在り方は
“ 愛 ”という最強の幸福の中に生きること。
それを憶い起こさせてくれる
‘ 天使 ’としての役目なのかもしれない
と痛切に感じるのです。
—続く。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
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( 現在は2001年12月の出来事を綴っています。 )
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慌ただしい日々が淡々と過ぎ去ってゆきました。
昼頃には定期の検診とガンの痛みを抑える注射を打つため
母と私がリュウに付き添い、
昨日と同じように病院の車で送迎していただきました。
院長先生は不在で、簡単な治療だということで
助手の方がリュウを診てくれました。
母は少々、看病疲れを起こし始めていたようだったので
家族の中で一番、自由の効く私が家族全員の食料の買い出しや
リュウに必要なものを買いに走り回っていました。
今だにWebなどから
(リュウの発症したガンの一種である)
リンパ肉腫についての情報を得る時間がとれず
スーパーで食料を選んでいる時も
「 何が今のリュウにとって必要なのか? …解らん。
せめて少しでも品質の良いものなら、
千にひとつの効果があるかもしれん。 」
と、¥600ほどもする今まで買ったことも、もちろん飲んだこともない
高価なミネラルウォーターを購入したりしました。
スーパーの帰りには、コンビニにも立ち寄りました。
あるものを探すためです。
そこではポケモンの食玩の小さなヌイグルミを買いました。
リュウへのおみやげ、リュウに対して私からの生涯で3回目のおみやげです。
私にとって命の分身でもある愛犬の死期が迫っています。
後、八ヶ月しかありません。
リュウが笑顔することをすればガンに対する抵抗力が増すかも、
おもちゃでもっと遊んでいたい、と思わせることができたなら
生きたい、という願望が強くなれば
少しでも長くリュウの寿命が延ばせるのではないか?
リュウの身体に良いこと、考えつく全てのことを
少しでも延命の可能性のあることにはお金や時間、労力など気にすることなく
躊躇選択する間さえおかずに実行すると決めていたのです。
— この悲しみの最中、思いもかけない事が起きました。 —
私のココロの中で、ある小さな変化が興り始めていたのです。
私は何かに フト 気付いたように
見知らぬ人の日々の仕事に感謝の念を覚え始めたのです。
このヌイグルミを造ってくれたヒト。
このヌイグルミをコンビニに流通してくれたヒト。
ポケモンを創造してくれたヒト。
コンビニを世に広めてくれたヒト。
一体、どれほどの星の数に等しいほどのヒトたちに
私は感謝しなければならないのでしょう。
私の最愛の生命がピンチの時に
このヒトたちは過度な見返りを期待するということもなく
日々の仕事を淡々とこなし
この小さなヌイグルミを私の手元に届けてくれました。
“ 単なるオモチャ ”ではありません。
リュウの気持ちを明るくさせ私たち家族のココロの苦しみを癒してくれた
価値のあるものなのです。
そして、それは見事に、ほんの一瞬の間だけでしたが
大変に想い出に残る出来事を
リュウを含めた私たち家族にもたらしてくれたのです。
—続く。
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この日(2001.12.8sat)の夜には、
前から楽しみにしていたK-1(格闘技イベント)が放送されていました。
リュウの緊急事態にこの番組を見られないつもりでいましたが
何か思ったよりもリュウは落ち着いた状態です。
これから八ヶ月の長期戦です。
何をどうするか?
事務所の移転やら,知人にG3を借りようか?とか
臨機応変に対応していかなければなりません。
私の部屋にはテレビが無く、
リュウの部屋でもあるリビングの大きなテレビでK-1を見始めました。
帰郷してから初めての休息といった感じです。
フィリョが相手を一撃でK.O.し、
セフォーがスゥェーバック気味のアウトサイドスリッピングで相手のパンチをかわし
カウンターで相手のチン(アゴ)に
アッパーを鮮やかにヒットさせていたように記憶しています。
普段なら、もう部屋を暗くしてリュウは寝ている時間だったのだと思います。
母からプレゼントされたばかりの特製のベッド家具のフチにアゴを置き、
リュウはフ〜ッとタメ息をつきながら横目でうらめしそうに私を見ていました
『 ウルッサイナァ‥ 』
テレビの音声やら電磁波やらがうっとおしいようでした。
これはいかん、と
私は隣の部屋へ移動し、少し小さなテレビでK-1を見ることにしました。
リュウとこの世で過ごせる大切な僅かな時間は
シュクシュクと過ぎ去ってゆくのでした。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
翌日(2001.12.9sun)、朝の8時30分頃に
昨日、必死に栄を探して歩いたサプリメントの一種類をリュウに与えてみました。
リュウの大好きな人肌ほどに暖めたミルクに混ぜて。
ゴクリッ、と私は息を飲んでリュウの様子に注視しました。
『 ‥飲んでくれよ…! 』
ピチャッ。 ピチャッ。 ピチャッ。
リュウはおいしそうにミルクを飲み干しました。
「 !! 」
これほど嬉しかったことはありません!
安堵の空気が
私の胸の中にひっかかっていたトゲのいくつかを洗い流してくれました。
「 食事制限で甘いものを食べれんかったから
おいしかったんだろうねぇ‥。」
サプリメントには僅かにヨーグルト味か何かが着いていたのでした。
母は 効果があるのだろうか? という思いの中で
リュウに(禁止されている)甘いものを
与えられたことだけでも良かった、と思っていたのでしょう‥
しみじみと呟いていました。
—続く。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
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『逢いたいチカラ』バックナンバー(リュウとの死別と不思議な体験、全て実話。)
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 『逢いたいチカラ』.】
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—前回よりの続きです。
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 『〜イチルの望み〜逢いたいチカラ39』(photo).】
栄(さかえ)から実家に戻れたのは
午後9時を過ぎた頃でした(2001.12.8sat)。
名古屋の繁華街も東京に劣らずクリスマスムードで溢れかえっていました。
都心から離れた私の実家の近辺でも
窓辺や庭の木々に、
華やかなイルミネーションが シンシンと瞬いている
静かな住宅街からは少し浮いてしまっているように見える民家が
数軒ありました。
リュウはこの華やかな家々を散歩中に眺めていた、といいますから
本当に急激に不治の病に臥せってしまったのです。
ただ、(リュウは)散歩には行けないものの
活発とも言えないが家の中を普通に歩いてはいました。
『 …長く持って後八ヶ月の命…。 』
という院長先生の見解、言葉通りであるのなら…
悲しい運命(さだめ)は運命(さだめ)として素直に受け入れ
やれる事は全てやり尽くし 一切悔いを残さないようにと
私は長期戦で望む体制を取り始めていました。
大量のサプリメントの購入は その為でもありました。
袋いっぱいのサプリメントは 時節柄、
私にサンタクロースのイメージを抱かせました。
あまりカワイ気の無い実用的なプレゼント‥。
『 これでリュウの身体に栄養が行き渡れば‥。 』
リュウにプレゼント、おみやげを買ってあげたのは
これで2回目。
初めてのおみやげは
二ヶ月程前に帰省した時のピカチューのオモチャと金太郎の前掛けです。
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 逢いたいチカラ5 〜遠感3/最後のサンポ〜.】
『 そんなん買ってきてもリュウは喜ばへんのに‥。 』
母がリュウにオモチャを買い与え、買い物袋から取り出す時
私はいつもこう心の中で呟いていました。
リュウの心の奥底まで、
理解できていなかったのはこの頃の私の方でした。
そんな私が何かを思いついた様に、リュウへのおみやげを—。
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 『逢いたいチカラ4 〜遠感2〜』.】
ピカチューのオモチャをビニール袋から取り出す時、
「 リュウ! 」と呼ぶと
どこからか早足で
ワクワクした気持ちを身体全体で感じさせながら私の元へ。
目を輝かせながら私の手元の動きから目を離しません。
ガサガサッ 「 ホイッ! 」
とリュウの眼前にオモチャを差し出すと、
ちょっと興奮した様子で
ジッとピカチューを見つめたままフリーズしています。
新しいオモチャがうれしいのです。
普段はしっかりもののイメージの強いリュウなのですが、
実際には見事なまでに幼いのです。
私が“ ミニタンク ”とあだ名していた程、体格も良く
人間の大人と全く変わらない感情の機微や優しさを持ち合わせていたリュウ。
そういったキャラクタとは相反するような純粋な幼さをかいま見せたリュウ。
そんなリュウには不治の病で伏せってしまった姿が全く似合いません。
その姿は、まるで別の犬になってしまったようでした。
リュウが元気でいることが
どれだけ(家族のみならず)周りに活気をもたらしてくれたのか
その大きな存在感、役割といったものに改めて気付かされたのでした。
—続く。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
『逢いたいチカラ』は全てが実話で私小説のような形式を採っています。
( 現在は2001年12月の出来事を綴っています。 )
その為、全てが過去形での文章にしておりませんが、
よろしくご理解のほどお願い致します。
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※ご注意 《 盗作blogについて 》
『逢いたいチカラ』は2005年2月より連載開始しております。
私小説『逢いたいチカラ』やblogのその他の記事、コンテンツより
コンセプト、構成、エピソードなどを多数盗用、模倣、改変しているblogが存在しています。
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☝[ 名古屋 栄のTV塔近辺 ]
動物病院から実家(名古屋市内)へ到着すると、
私はすぐに、疲れをとるため横になりました。
昨日の深夜に東京(渋谷)から帰省をし、
充分な睡眠をとれないまま、リュウのためにと動き詰めで少々疲れがたまっていたからです。
「 少し大袈裟に言っとったんとちゃうんかなぁ‥? 」
— 僅か21時間前。 —
昨日の夕方に渋谷の自宅で名古屋からの母の切迫したリュウの病状を伝える電話。
思い起こせば、この時のリュウはほんの僅かな時間、小康状態にあっただけなのに—。
軽い睡魔に襲われながら … そう、考えていた私でした。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
小一時間ほどの軽い睡眠をとり
午後5時頃(2001.12.8)名古屋の最も都心の繁華街である栄(さかえ)へ出かけました。
ろくにリュウの様子も見れず、顔もゆっくりと見れないまま
離れがたい気持ちが強かったのですが、
人間用のサプリメントを与えても問題は無い。
という院長先生の許可をいただいたので
朝、近所のドラッグストアでは扱っていなかったサプリメントを
栄に行けば在るだろうと考え、出向きました。
先ずは
小腸の弱っているリュウに消化吸収の良い栄養=サプリメントを与えようという
情報の少ない今の時点での私の出来うる最大限の処方を施すために—。
東急ハンズからパルコ、宝探しのごとく栄を必死の思いで歩き回りました。
『 !。 ‥あった!! ヨシッ! 』
疲れからの軽い立ち眩みのなか、
まるで砂漠の中で命の泉を探し当てたような気分でした。
どの製品がリュウにとって最善なのか?……
全て購入しました。定価で。
迷っているヒマなどありませんし、
最愛のリュウがその人生の中で最大限の窮地に陥っている。
『 これでリュウが快方へ向かう一歩になるかもしれん! 』
『 ‥でも、 ‥飲んでくれるンかなァ。 』
トンボ帰りの
バスや電車の車中では
袋いっぱいのサプリメントを抱えながら
希望と不安が激しく交錯し、
胸のざわつきが納まることはありませんでした。
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—前回よりの続きです。
私はこの時のことを少し悔やんでいます。
実質、この1〜2分、外を歩いたのが
リュウのこの世での最後のサンポとなってしまったからです。
リュウにとっては久し振りの外の空気に浸れたものを
急にリュウの病気のことを知らされた私は
そこまで気が回らず
人(助手の方)へ気を使うことの方へ気持ちが囚われていました。
リュウのこの世での最後のサンポを中断させる私の命令を
リュウは健気にも何の躊躇もせずその通り実行しました。
あとほんの5〜6分でも
(体力の落ちている)リュウの納得のゆくまで
土の匂いを、 花の香りを、 母とのサンポを
味あわせてあげれば良かった。
その位、人を待たせても何の迷惑でもワガママでもありません。
変に気を使い過ぎる私の矯正しなければならない課題です。
そんな私の命令を
もう二度と生きて経験できなくなることを
何の迷いもなくリュウは捨て去り
最優先させたのです。
リュウの死後に私の周りに現れた布置たちは
どれも私が一生をかけて
矯正、克服しなければならない性格や考え方、行動に関わるものばかりでした。
人にはそれぞれの克服、解決できない悩みや出来事は起こり得ない
と賢人たちは語ります。
幸運なチャンスであれ嫌な思いをさせられる出来事であれ
何が最も大事なのかといえば
私自身が真理に基ずく考え方をし、行動に移し
幸福になることを求め、そうすることで周りも幸福になる。
生前のリュウも、死後のリュウも
それを私に求め、それを体現し、死後の本質の生命に宿る強大なチカラを駆使し
私が何度失敗しても挫けそうになっても
奇蹟の出来事や様々なチャンスを、情報を、人々を
不意な偶然や布置を装ってもたらしてくれるのです。
リュウの命の灯火が力尽きるまで—
天国からのお迎えが僅か2日後に迫っていることを知っていたなら…。
全てにおいて後悔しない行動がとれたのだろうか?
—続く。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
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追記06.6.18
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