カテゴリー「アニメ・コミック」の7件の記事

2006.07.23

『〜参加義務〜龍のわんぺえじ(オリジナルコミック)』

Gimujpg

リュウは人間が会話をしていると
いつの間にか少し距離を置いて、その様子をじっと眺めていました。


人が食事中に、傍らにおすわりをして
食べ物をねだっている時とは何か様子が違います。


マンガにあるように

家族の団欒が
夜いつもリュウが寝てしまっているはずの時間であったりした場合
リュウは ウツラ ウツラ と船を漕ぎ始めます。


そして、会話のうるささで目が覚めるというのではなく

一生懸命 眠気をこらえて起きていようとしています。

何度も何度も(笑)。


この様子を見ていて感じたことは

リュウは 人間同志が‘ 言葉 ’を使って意志の疎通を図っていることを
キチンと(リュウなりに)理解していた、 ということです。


その為、

自分(リュウ)が‘ 言葉 ’というものを喋れないけれども
自分の属する群れ=家族の会合には必ず出席する義務や責任がある、

と考えていたように思われるのです。


その重要さの認識の現れが
“ 眠気のガマン ”という行動に現れていたのだと思うのです。


もう2つほど

リュウには 会合に必ず出席する為の 考え、理由があったようです。

1つには…これはまたの機会にお話したいと思います。


もう1つの理由は 〜愛する家族を守る為。〜 らしいのです。


このことを証明するようなエピソードがありますので
こちらは近い内にコミックにしたいと思っています。

《関連カテゴリ》
『逢いたいチカラ』バックナンバー(リュウとの死別と不思議な体験、全て実話。)
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 『逢いたいチカラ』.】

『 龍のわんぺえじ 』
(オリジナルコミック、リュウとの楽しい想い出や‘大秘境名古屋’などのマンガ。)
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 龍のわんぺえじ(オリジナルコミック).】

      ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

※ご注意 《 盗作blogについて 》  
『逢いたいチカラ』は2005年2月より連載開始しております。
私小説『逢いたいチカラ』やblogのその他の記事、コンテンツより
コンセプト、構成、エピソード、文言などを
多数盗用、模倣、改変し流布しているA氏のblogが存在しています。
(著作権法違反とマナー、倫理の問題があります)
読者の方々においては誤解なき様、願っております。

※A氏においては盗作部分の削除を行わなければなりません。

【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: blog盗用問題.】


      ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


※ 以下のランキングサイトへ登録しております。
 よろしければ応援の程よろしくお願い致します。

〈ペットランキング〉
人気ブログランキング【ブログの殿堂】

034


ブログランキング


〈スピリチュアル・哲学ランキング〉
にほんブログ村 哲学ブログへ

ブログランキング

〈小説ランキング〉

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.07.19

〜マドレーヌとバニラエッセンスの香り〜絵本『ミンマ6月の調べ』6

前回よりの続きです。
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 絵本『ミンマ6月の調べ』5.】

今回で『ミンマ6月の調べ』は最終回となります。
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 絵本.】

前にこの作品は3年程前に製作、と記しましたが
もしかしたら4〜5年程前だったのかも知れません。

製作期間から発表までだけは100億円かけるような映画に
負けない位の作品となってしまいました。(笑)


      ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


ミンマくんがお母さんにパジャマへ着替えさせてもらって
台所へ着くと

ダイニングのテーブルの上には
おいしそうなケーキやお菓子が並んでいました。

Illust17


甘い香りの正体は お母さん手作りの
この愛情のこもったお菓子たちだったのです。 


Illust18


私が幼かったころ
母は近所のお母さんたちと色々なお菓子を作っていたものです。

学校から帰ってくると
台所はにぎやかで—。
( 好きなことに熱中していれば雨に気付いたとしても
  迎えにゆくことまでは気が回らないのも理解できます )

よく憶えているのが“ マドレーヌ ”。

現在では貝のような形をした“ マドレーヌ ”が
スーパーなどでも売られている位ポピュラーなお菓子だと思うのですが

この当時、ティラミスもパンナコッタも日本には存在せず
( 〜というのは大袈裟でしょうか?
  銀座辺りなどでは既に作られていたのでしょうか?)

イチゴのショートケーキか チョコケーキか ババロア… 

そんな程度の種類しか知りもしないし見たこともありませんでした。


もちろん“ マドレーヌ ”が売っているのを
この当時は見たこともありませんでした。

母は  最先端をいっている。 と子供心に思ったものでした。

母の作ってくれた“ マドレーヌ ”は

スーパーの既製品やケーキ屋さんのケーキのどんなお菓子よりも
上品な味がして心の底から美味しいと思ったものでした。


私はよく卵の白身数個をボールに入れて
ひっくり返しても落ちてこなくなるまで泡立てる、

という役をやらされたものでした。


前腕はパンパンになってしまい、結構な労力がいります。

少し高価そうな小さな小瓶に入ったバニラエッセンスの香りは

幸せ過ぎた昔日の想い出を よりいっそう甘く優しい想い出として
今も私の心に留めてくれています。

《関連カテゴリ》

絵本
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 絵本.】

『 龍のわんぺえじ 』
(オリジナルコミック、リュウとの楽しい想い出や‘大秘境名古屋’などのマンガ。)
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 龍のわんぺえじ(オリジナルコミック).】

      ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

※ご注意 《 盗作blogについて 》  
『逢いたいチカラ』は2005年2月より連載開始しております。
私小説『逢いたいチカラ』やblogのその他の記事、コンテンツより
コンセプト、構成、エピソード、文言などを
多数盗用、模倣、改変し流布しているA氏のblogが存在しています。
(著作権法違反とマナー、倫理の問題があります)
読者の方々においては誤解なき様、願っております。

※A氏においては盗作部分の削除を行わなければなりません。

【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: blog盗用問題.】


      ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


※ 以下のランキングサイトへ登録しております。
 よろしければ応援の程よろしくお願い致します。

〈ペットランキング〉
人気ブログランキング【ブログの殿堂】

034


ブログランキング


〈スピリチュアル・哲学ランキング〉
にほんブログ村 哲学ブログへ

ブログランキング

〈小説ランキング〉


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.07.14

『〜三歳の翁〜龍のわんぺえじ(オリジナルコミック)』

Okina


   ‘ 三歳の翁 百歳の童子 ’


という諺(ことわざ)があります。


まだ幼いのにしっかりしている、高尚な行いをする子がいる一方で、

年令を重ねた大人にも関わらず
道徳や倫理といったものをわきまえない者がいる— 。

年齢や外見からだけでは判断してはいけない— 。

そんな意味であったと思います。


リュウには


     無邪気さゆえの強さ、

      天真爛漫な正義


といったものをことあるごとに
強く感じさせられました。


その素直な生きざまは

心からの優しさや愛を内包し
ふとした仕種や日常の何でもないコミニュケーションの中に現わされ


私はいつもそれに感心し、
見習わなければならないものとして受け止めていました。

リュウのコミニュケーションは
常に自然で恰好もつけずTPOをわきまえていて

人を差別したり  打算や駆け引き、利己的な考えなど全くありません。


それでいて、媚びへつらう訳でなく
好きなものは好き、嫌いなものは嫌い、と

するべき自己主張は小さな身体で目一杯に表現します。


      ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


人間社会のコミニュケーションにおいても

相手に対する尊厳の気持ちや愛情をもって
それをただ素直に表す、

といったことができれば最上なのだと思います。

いわゆる‘ 天然 ’な行動は
人間においても好感がもてますね。


リュウは時々、よく分からない? といった顔をして
首を少しナナメに傾げることがありました。


リュウの期待する対応を私がとれなかった時です。

東京の殺伐とした暮らしの中では
私の心の中に猜疑心であったり怒りであったり
そういったマイナスの感情が知らず知らずの内に蓄積されてしまっているのですね。


リュウからの信用を失い、愛情を失うことほど恐いことはありません。

首を傾げたリュウを見て私は ハッ! と瞬時に自分の心の歪みに気付かされ
リュウの期待する正しい行動に切り替えます。


親に指摘されれば私は反発するでしょうし、
友人たちもそういった役割は果たしてくれないでしょう。

人は他人の本心や行動を変えさせるチカラを基本的には持ち合わせていません。

水を飲ませる川まで連れてゆく事はできても
水を飲むかどうかは本人の意志次第です。


  何を指摘するでもなく  強制するでもなく

リュウは深淵な愛情をもって私の心の矯正、リハビリを行い、
その行動をも正しい方向へ変化させました。


こんな不可能ともいえる
どんな偉大な人物であってもできないであろうことを可能にしたのは

この広い地球上でも、その時々の愛犬、愛猫たちだけでした。

人をあるべき正しい方向へ導く‘ 天使 ’としての役割を
犬や猫たちは自ら望んで果たしているようです。


そして、その役割を己の死後においても果たそうとしているようです。


私はただ、感傷的になってこう述べている訳ではありません。


    ‥『逢いたいチカラ』を引続き執筆してゆこうと思っています。


                         —続く。

《関連カテゴリ》
『逢いたいチカラ』バックナンバー(リュウとの死別と不思議な体験、全て実話。)
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 『逢いたいチカラ』.】

『 龍のわんぺえじ 』
(オリジナルコミック、リュウとの楽しい想い出や‘大秘境名古屋’などのマンガ。)
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 龍のわんぺえじ(オリジナルコミック).】

      ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

※ご注意 《 盗作blogについて 》  
『逢いたいチカラ』は2005年2月より連載開始しております。
私小説『逢いたいチカラ』やblogのその他の記事、コンテンツより
コンセプト、構成、エピソード、文言などを
多数盗用、模倣、改変し流布しているA氏のblogが存在しています。
(著作権法違反とマナー、倫理の問題があります)
読者の方々においては誤解なき様、願っております。

※A氏においては盗作部分の削除を行わなければなりません。

【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: blog盗用問題.】


      ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


※ 以下のランキングサイトへ登録しております。
 よろしければ応援の程よろしくお願い致します。

〈ペットランキング〉
人気ブログランキング【ブログの殿堂】

034


ブログランキング


〈スピリチュアル・哲学ランキング〉
にほんブログ村 哲学ブログへ

ブログランキング

〈小説ランキング〉


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.07.10

絵本『ミンマ6月の調べ』5

前回【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 絵本『ミンマ6月の調べ』4.】
の続きです。

Oyakonakigaoillust15

日も暮れかかり

ミンマが部屋にこもりきりなのを心配になった母親が
ミンマの様子を見に部屋のドアを開けます。


以前にも記しましたが

このミンマ君というキャラクタのモデルは
私の小学校時代の同級生のM島クンを元にしているのですが

この物語のベースとなっている幼い頃の雨の日の体験は
私自身の体験を少し変えたものとなっています。


この日、

実際には泣き腫らした眼が落ち着いて
泣いた痕跡がほぼなくなった事を確認してから

下の階、母の居る台所へ自分から降りていったような記憶があります。


Hahayasasisaillust16

母親が雨で濡れてしまった服を
パジャマへ着替えさせてくれています。


たぶん7〜8才くらいでの出来事だったのだと思います。

最近では“ パジャマ ”という言葉もあまり聞きませんし
今では小さな子供でも家着や寝間着といったものは
トレーナーやスウェットということになるのでしょうか?


私の子供の頃はパジャマの子が圧倒的に多かったように思います。

寝間着としてお風呂から上がった後に着替えるという習慣がありました。


この日のように例外的にドシャ降りの雨に濡れてしまった時などに
早い時間から寝間着=パジャマに着替えることがありました。


そんな日というのは
何か特別な日のように感じられ

明るい時間帯にパジャマでいることが
なにかほんの少し楽しかったのでした。


台風がやって来る前の妙な心の昂りだとか
修学旅行の宿泊先に着くとすぐ寝間着に着替えたような


      公共性のある非日常。


とでもいうことなのでしょうか?


または、
  
    包帯を巻いて学校へ行った気分。


少し大きなケガをしたからといって別に威張ることではないのだが
なんだか少し特別な扱いを堂々としてもらってもいいような。


免罪符を得たような、お上からお許しをもらっているのだぞ
といった心理状態に近いような気がします。


こんな新鮮な気持ちを味わうようなことは

随分と大人になってしまった私にはもうやって来ることはないのでしょうか?


ミンマくんには、この後もうひとつのサプライズが待っていました。

                                                                                 —続く。

《関連カテゴリ》
絵本『ミンマ6月の調べ』バックナンバー
http://niraikanai.cocolog-nifty.com/blog/cat3826879/index.html
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 絵本.】

『 龍のわんぺえじ 』
(オリジナルコミック、リュウとの楽しい想い出や‘大秘境名古屋’などのマンガ。)
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 龍のわんぺえじ(オリジナルコミック).】


      ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

※ご注意 《 盗作blogについて 》  
『逢いたいチカラ』は2005年2月より連載開始しております。
私小説『逢いたいチカラ』やblogのその他の記事、コンテンツより
コンセプト、構成、エピソード、文言などを
多数盗用、模倣、改変しているA氏のblogが存在しています。
(著作権法違反とマナー、倫理の問題があります)
読者の方々においては誤解なき様、願っております。

※再三の警告に関わらずA氏は
 今だに当blogの直近のコンテンツなどより盗用、マネ、改変と流布を繰り返しています。
 A氏の自省を望んでおります。

【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: blog盗用問題.】

      ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

※ 以下のランキングサイトへ登録しております。
 よろしければ応援の程よろしくお願い致します。

〈ペットランキング〉
人気ブログランキング【ブログの殿堂】

034


ブログランキング


〈スピリチュアル・哲学ランキング〉
にほんブログ村 哲学ブログへ

ブログランキング

〈小説ランキング〉

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.07.08

絵本『ミンマ6月の調べ』4

前回【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 絵本『ミンマ6月の調べ』3.】
の続きです。

Ameoyako13_2


マンモス学校というのでしょうか?

急な開発で生徒数が増え過ぎた小学校の分校として誕生したのが
私の通っていたこの学校で、千数百人の生徒が通っていました。

( さらに生徒は増え続け、近くにもうひとつの分校ができるのですが。 )

これだけの生徒の中でも1、2を争うほどの学校の近くにウチがあったので

母親も何の心配もなかったのでしょう。

絵本で描いたように
大雨のことを知ってか知らずか母は呑気なものでした。


私は涙が溢れ出しそうになるのをコラえながら
自分の部屋へ駆け込んでいったことを憶えています。

Fukinukehall14_1


雨に濡れたせいで少しだけ冷えた身体を温めるためと

涙をめいっぱい流すために

フトンにもぐりこんだのでした。

普段は優し過ぎるほどの母親が迎えに来てくれなかったことが
よけいに悲しさを増幅させたのか

現在も胸の奥の方に強烈な印象の出来事として記憶に残っています。


こう描くとなんだか随分と泣き虫のように思われるかも知れませんが
人前で泣く同年代の子供を見ては


  「 ガマンしろよ。 カッコ悪いなァ。 」


と、外ではもちろん、
親の前でも泣き顔を見せないようにするような子供でした。


なぜサッサとフトンに潜り込んで泣いたのかといえば、

早めに泣きつくしてしまって

赤く腫れてしまう目を

泣いていたことが分からない程度まで元の状態に戻るよう
時間を計算していたのでした。


                                                               —続く。

《関連カテゴリ》
絵本『ミンマ6月の調べ』バックナンバー
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 絵本.】

『 龍のわんぺえじ 』
(オリジナルコミック、リュウとの楽しい想い出や‘大秘境名古屋’などのマンガ。)
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 龍のわんぺえじ(オリジナルコミック).】

      ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

※ご注意 《 盗作blogについて 》  
『逢いたいチカラ』は2005年2月より連載開始しております。
私小説『逢いたいチカラ』やblogのその他の記事、コンテンツより
コンセプト、構成、エピソードなどを多数盗用、模倣、改変しているblogが存在しています。
(著作権法違反とマナーの問題があります。)
読者の方々においては誤解なき様、願っております。
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: blog盗用問題.】

      ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


※ 以下のランキングサイトへ登録しております。
 よろしければ応援の程よろしくお願い致します。

〈ペットランキング〉
人気ブログランキング【ブログの殿堂】

034


ブログランキング


〈スピリチュアル・哲学ランキング〉
にほんブログ村 哲学ブログへ

ブログランキング

〈小説ランキング〉

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.07.07

絵本『ミンマ6月の調べ』3

前回
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 絵本『ミンマ6月の調べ』2〜鎌倉、写真、レイングッズなど〜.】
の続きになります。が、

前回というのは昨年の梅雨時だったので1年も前のことになります。

さらに、この絵本を創ったのは今から3年程も前のことになります。

自分の筆不精というのか作業をする遅さに
我ながらあきれかえってもいます。

前にも記しましたが
絵本など描いたこともなく、3DCGと組み合わせてみたり
迷いながら試行錯誤して創作したものです。

私の昔日の雨の日の想い出を
6月の雨の日の音の調べの読み聞かせ絵本のようなものを目指しました。


あまり世に出すものとは思っていなかったのですが

コンテンツ(絵本)を自身で管理して
アフィリエイトによる広告収入といったことが可能なのか
試してもみたかったので掲載してみたのでした。


結果は惨敗でアフィリエイトによる収入はほとんどありませんでした。


そんな事情でUPしたもので
取り留めもないようなお話ですが
私の心の中には強烈な印象を焼き付けたアンニュイな想い出なのです。


      ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

Amefukanillust
☝[クリックすると別ウィンドウで拡大します]

最後に残っていた子にも
傘や雨靴を抱えたお母さんが迎えに来て
帰ってゆきました。


ガラ〜ンとした“ 土間 ”には私ひとりだけが残され‥

何か子供用にデザインされた小さな傘や
雨の日だけの為の特別な長靴がウラヤマしく思えました。


そんな子供専用のものを子供のくせにカッコ悪いと思っていたから
身に付けたかったという訳ではありません。


幼い私は
母親の愛情を感じさせる現わしているアイテムとして
それらのものをウラヤんだのでしょう。


その瞬間(トキ)の私の周りには
守ってくれる母親の姿も、それを現わす雨の日のアイテムの
何ひとつも在りませんでした。


私の後ろの、校舎の中では先生たちが足早に走り過ぎてゆきますし
高学年の子たちも授業が終われば
一斉に下駄箱のあるこの土間へ集まって来ます。

雨は通り雨だったのでしょうか?

あれだけ夜の暗闇のようになっていた空が
お天気雨に変わってしまっています。


誰も迎えに来てくれなかった私の姿を見られたくありませんでした。

でも‥

「 もうちょっとここで待っとればお母ちゃんが…。 」


人目を気にする恥ずかしさが僅かな期待を吹き飛ばし

私は、まだ少し勢いの残るお天気雨の中へ
飛び出してゆきました。

雨は冷たく当時はアスファルトの道がまだ少なくて
土の道をドロだらけになって
重いランドセルを上下に揺らしながら一心に駆けてゆきました。


イラストに描いたほどには家は近くないのですが
子供の足で走っても3分もかからないような距離なのでした。


                         —続く。

《関連カテゴリ》
絵本『ミンマ6月の調べ』バックナンバー
http://niraikanai.cocolog-nifty.com/blog/cat3826879/index.html
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 絵本.】

『 龍のわんぺえじ 』
(オリジナルコミック、リュウとの楽しい想い出や‘大秘境名古屋’などのマンガ。)
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 龍のわんぺえじ(オリジナルコミック).】
      ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

※ご注意 《 盗作blogについて 》  
『逢いたいチカラ』は2005年2月より連載開始しております。
私小説『逢いたいチカラ』やblogのその他の記事、コンテンツより
コンセプト、構成、エピソードなどを多数盗用、模倣、改変しているblogが存在しています。
(著作権法違反とマナーの問題があります。)
読者の方々においては誤解なき様、願っております。
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: blog盗用問題.】

      ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


※ 以下のランキングサイトへ登録しております。
 よろしければ応援の程よろしくお願い致します。

〈ペットランキング〉
人気ブログランキング【ブログの殿堂】

034


ブログランキング


〈スピリチュアル・哲学ランキング〉
にほんブログ村 哲学ブログへ

ブログランキング

〈小説ランキング〉

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.04.25

逢いたいチカラとブラックジャック(動物の未知のチカラ)

手塚治虫先生のマンガ、『ブラックジャック』のエピソードの中に
動物がメインとなったお話がいくつかあります。

モルモット、サル、シャチ、犬、猫、ヤマネコ、イルカ、馬 …
確か『ジャングル大帝』のレオも登場しています。
子供と動物の絆の深さや、野生の強さなどを著したものが多いです。

その中に『逢いたいチカラ』
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 『逢いたいチカラ』.】
のテーマのひとつでもある、
‘遠感’、‘テレパシー’、 ‘第六感’
などが人間と動物の間にも存在することを示唆する ような
エピソードがいくつかあります。

私が最も印象に残っているのが、
実験用のモルモットと少年のお話です。
子供の頃、入院していた病院で待合室に置いてあった
当時、少年チャンピオン(?)に連載されていた ブラックジャックで読みました。

このお話の中に登場する少年も長期入院をしていて
入院が嫌で嫌で、寂しかった自分と重なってこのチャンピオンを
自分の病室に持ち返り、
何十年かたった今でも実家に置いてあると思います。

このお話についてはまた別の機会に書きたいと思います。


今回は今夜4/25pm19:00、日本テレビ系列で放映予定の
「ブラックジャック/ナダレという挑戦」についてです。
原作での題名は「ナダレ」です。

この(原作での)お話は、特に ‘遠感’などについて
描かれている訳ではありませんが、好きなお話の内のひとつです。

ある学者が子供の頃、一緒に育ったシカと再会しますが
そのシカはある画期的な手術を受けて知能が飛躍的に発達し
体も異様に巨大化し人間と敵対するようになっていました。

その若い学者は、以前のまま接してくれるシカへの愛情と
自分の提唱した医術、人間社会に所属する自分の責任、
などの間で苦悩し、ある決断を下します。

「もののけ姫」の骨子にも共通するような内容です。

環境問題、自然との共生などを
数十年も前のマンガ雑誌の短編のテーマとして扱っていた
手塚先生の先見性の高さに畏怖し
当時の読者であった子供が今、大人となって
環境問題を意識することに強烈な印象、影響を少なからず与えているであろう事実、
手塚先生の頭の中で考えたことの永続性に感動すら覚えます。

シカ=森の王者という印象、設定は
ディズニー映画、シートン動物記、古いロシアのアニメ映画の中などで
よく見られたものだったと思います。

非常にリアルで重いテーマと
それに相反するような、ディズニーへの憧れから生まれた独特の絵柄と設定が
共存しているのが手塚作品の魅力のひとつです。


以下のブラックジャック 公式ガイドブックに
全242話のあらすじと登場人物紹介が収録されており
コミックから抜粋されたハイライトシーンなどが非常に多く掲載されています。

上記の動物たちとのエピソードも残らず紹介されています。
他に登場人物相関図や全キャラ紹介、
オリジナルの項目に分類して各エピソードを紹介しています。

      ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

2006.6.13追記
思うところありまして
いくつかのジャンルの以下のランキングサイトへ登録致しました。
よろしければ応援の程よろしくお願い致します。

〈ペットランキング〉
人気ブログランキング【ブログの殿堂】


ブログランキング


〈スピリチュアル・哲学ランキング〉
ブログランキング

〈小説ランキング〉

※引続きこちらのサイトへも応援お願い致します。
にほんブログ村 哲学ブログへ
034

| | コメント (0) | トラックバック (0)