『〜イチルの望み〜逢いたいチカラ39』(photo)
☝[ 名古屋 栄のTV塔近辺 ]
動物病院から実家(名古屋市内)へ到着すると、
私はすぐに、疲れをとるため横になりました。
昨日の深夜に東京(渋谷)から帰省をし、
充分な睡眠をとれないまま、リュウのためにと動き詰めで少々疲れがたまっていたからです。
「 少し大袈裟に言っとったんとちゃうんかなぁ‥? 」
— 僅か21時間前。 —
昨日の夕方に渋谷の自宅で名古屋からの母の切迫したリュウの病状を伝える電話。
思い起こせば、この時のリュウはほんの僅かな時間、小康状態にあっただけなのに—。
軽い睡魔に襲われながら … そう、考えていた私でした。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
小一時間ほどの軽い睡眠をとり
午後5時頃(2001.12.8)名古屋の最も都心の繁華街である栄(さかえ)へ出かけました。
ろくにリュウの様子も見れず、顔もゆっくりと見れないまま
離れがたい気持ちが強かったのですが、
人間用のサプリメントを与えても問題は無い。
という院長先生の許可をいただいたので
朝、近所のドラッグストアでは扱っていなかったサプリメントを
栄に行けば在るだろうと考え、出向きました。
先ずは
小腸の弱っているリュウに消化吸収の良い栄養=サプリメントを与えようという
情報の少ない今の時点での私の出来うる最大限の処方を施すために—。
東急ハンズからパルコ、宝探しのごとく栄を必死の思いで歩き回りました。
『 !。 ‥あった!! ヨシッ! 』
疲れからの軽い立ち眩みのなか、
まるで砂漠の中で命の泉を探し当てたような気分でした。
どの製品がリュウにとって最善なのか?……
全て購入しました。定価で。
迷っているヒマなどありませんし、
最愛のリュウがその人生の中で最大限の窮地に陥っている。
『 これでリュウが快方へ向かう一歩になるかもしれん! 』
『 ‥でも、 ‥飲んでくれるンかなァ。 』
トンボ帰りの
バスや電車の車中では
袋いっぱいのサプリメントを抱えながら
希望と不安が激しく交錯し、
胸のざわつきが納まることはありませんでした。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
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