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2006.05.22

『〜闘い前夜〜逢いたいチカラ34』

—前回よりの続きです。


母は 私が来るのが遅過ぎる、と言っています。

東京名古屋間は新幹線で2時間だという思い込みがあるらしく

ドアtoドアでは5時間以上もかかるということが
なかなか理解ができないようでした。

リュウの右脚を掴んで
僅か十日ほど前に(ガンの進行を確認する為の)手術をしたというお腹を見てみました。

( 先程の電話では
  手術に立ち会い、その小腸の中を確認した父が
  小腸全体に拡がったピンク色のブツブツを確認しました。
  医師の話では切除を行うには既に手後れである、とのことでした。 )


痛々しい傷跡。

腹をタテにザックリと開いた大きな手術跡がありました。

そこから何か黄色い液体がニジみ出てきています。


母によれば

点滴を打ち過ぎているのか、こんなことになってしまっているとのことでした。


    『 何ちゅうことをしてくれる…!! 』


必要な手術、必要な点滴だったのか‥

こんな状態を見てしまっては率直にそう思わざるを得ませんでした。

僅か二ヶ月前の

  私とのサンポをいつまでも止めなかったリュウ‥。

  母の『 このまま時間が止まるとイイのにねぇ…。』という
  今にして思えば象徴的な言葉。

  走り回って遊んでいる時に苦しそうな表情を浮かべたリュウ‥。

  リュウのことがやけに愛おしくなり、お腹のことばかりなぜか気になっていた自分‥。


サインは出ていた。感じ取ってもいた。


言葉の喋れないリュウは意識的ではなくとも
必死に助けを求めていたのかもしれません。


そんなリュウが不憫に思えて仕方ありませんでした。

                         —続く。

      ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


『逢いたいチカラ』は全てが実話で私小説のような形式を採っています。
その為、全てが過去形での文章にしておりませんが、
よろしくご理解のほどお願い致します。


      ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


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