》‘失敗学’と危機を免れる‘幸運な偶然’[ガイド/易経/経営]
前回の記事を書いたすぐ後に、自転車に乗って出かけたところ、
寸前のところで自動車にはねられそうになりました。
前回の記事の内容というのが、11年程前に
私が暴走車にはねられた事について記したばかりだったので
奇妙な偶然=シンクロニシティを感じました。
白線で仕切られた歩道しかない、両側1車線ずつの狭い道路で、
バス停を避けようと白線を数十cmはみ出した時、
反対側で停車中のバスを追いこそうとしたアリストなど数台が
完全な逆走状態で50〜60㎞程のスピードで突っ込んで来ました。
「跳ねられた。」
瞬間的にそう思いました。
ほぼ、正面衝突なので、死ぬか、良くて重傷だろうとも思いました。
しかし、0.0何秒という判断なのでしょう。
アリストは僅かに右へステアリングをきり、
私も僅かに左へ重心を移しました。
ほんの数㎝ほどの間隔で事故は避けられました。
アリストとすれ違う、ほんの0.0何秒の間にも
「バンパーの角に当たる。」
続けて
「ドアミラーに当たる。」
と考えました。
事故などによる死の瞬間には、
スローモーションでものが見える、考えると言いますが
正にこの状態でした。
私自身の考えでは、
危機に迫った人間がそれを回避する為に瞬間的に集中し、
脳内により多くの情報を蓄積している、
つまり
ハイスピードカメラで短い時間内に、通常よりも多くの情報を
フィルムやハードディスクに記録してゆくのと同じ様なものだと思っています。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
この事に関連して随分前に読んだ記事のことを思い出しました。
【リンク: 失敗学法則の解説インタビュー(前編)/SAFETY JAPAN 2005 [インタビュー]/日経BP社.】
「失敗学」の構築に取り組む工学院大学教授・東大名誉教授
畑村洋太郎氏へのインタビューです。
まだ記憶に新しい尼崎脱線事故に触れ、
対向列車や後続列車による二重・三重衝突が避けられた要因である
踏切の特殊信号発光機が、どうして作動したのかは不明であり、
(不幸中の)「幸運な偶然」だった、としています。
(※この記事の執筆からかなりの時間が経っていますから、
現在では新しい事実が判明されているのかも知れません。)
そして、失敗の研究、究明、データベースの構築などをすることで
同じような問題、失敗を未然に防ごうという活動をされています。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
この数年、私と田舎の家族が生命の危機などに幾度も見舞われました。
今回の件もその一つであるのかも知れません。
ただ、幸運なことに、寸での所で最悪の結果だけは免れて来たのでした。
何がそうさせるのでしょう?
私の件で記したような、
人間の防衛本能のような集中力、脳の働きによるものだけではないと思われるのです。
リュウの死後、
特に危機の中での「幸運な偶然」を体験することが私の身の回りで頻繁に起きています。
この「幸運な偶然」を含む、体験した不思議な現象などは
単なる思い込み、という誤解や突飛な印象
などを与えかねないので、 それらの一部については、
当サイト内で『逢いたいチカラ』
【リンク: ニライカナイ逢いたいチカラ: 『逢いたいチカラ』.】
として、ある程度詳細に時系列に沿う形で連載しています。
あまり声を大にして言いたく無い気持ちも以前、強いのですが、
死後のリュウやガイド(以下、リンク参照)の存在、
他者のチカラや意志をどうしても感じざるを得ないことが多いのです。
この考えは畑村氏の提唱する「失敗学」の
根本的な思想に相反する非科学的なものなのでしょうか?
畑村氏へのインタビューを読んで私が最初に思ったことは
易経と非常に似通った思想なのかな、ということです。
(私個人の勝手な解釈に過ぎません。)
易経とはいわゆる「当たるも八卦、当たらぬも八卦。」の易のことです。
一般に占いの一種であるというとらわれ方をされている様ですが
人心のあり方、行動の結果起きる 当たり前の事象の変化、を記した
リアリティ溢れる、中国の孔子らによる教義でもあるのです。
易についてはまたおいおい触れていこうと思います。
そして、今回の件でも、深層心理学者ユングの提唱した
*共時性(シンクロニシティ)、
《 11年前の事故の記事を書いたすぐ後に、車に跳ねられそうになる事。 》
*布置
《 それぞれは関連のないような事象でも、当人にとっては大変に意味のある
出来事が続くこと。—私にとってはリュウの死後、この数年の様々な出来事が
人生の転機を促していると感ぜざるを得ないのです。 》
がMIXされ体験することで、私の身の回りと心の持ち方が大きく変化していることを
また、理解してゆくのです。
気を付けていただきたいのは、
偶然、ひらめき、布置などの現象はキッカケを与えてくれるのみで、
総べて、自身の思考に反映し、行動に起こさなければ何の意味も
ないという事です。
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追記 06.6.28
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【リンク: バイ・デザイン 飯塚 克美 社長(3)〜失敗に対する視線を変える - nikkeibp.jp -】
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