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2005.03.28

『逢いたいチカラ6〜最後のサンポ2〜』

別の日に今度はリュウと私だけで散歩に出かけました。
行く先はリュウが決めます。

何パターンかあるのですが、たまにしか実家に帰らない私は
新しく開拓した散歩道を知りません。

リュウは後ろを振り返り、振り返り、私の目を確認しつつ
得意気にリードしてゆきます。
マンションの敷地を抜け道にしたり
道路を渡る時ちゃんと立ち止まってから渡ったり。

1時間以上も歩いて
ウチの前まで帰ってきたのですが
リュウは実家の門を素通りしてしまい、別の散歩コースへ、
さらにサンポを続けようとしました。

 こんな事は初めてでした。

リュウとの散歩をいつも以上に楽しみにしていた私は
リュウが納得いくまで
とことん付き合ってあげることにしました。

結局、普段の2倍、2時間ほどの散歩となりました。
日も暮れて辺りも暗くなってしまいましたが
リュウはまだまだ散歩を続けたい、
いつまでも帰らないという様子です。

  「 もう帰ろう 」

私はリュウに言いました。
すると私の目をじっと見つめたリュウは
納得してくれたようで帰り路につきました。
本当に聞き分けの良い子なんです。

リュウは何か知っていたのでしょうか?

この約二ヶ月後にリュウが重病との知らせを受けた時には
リュウは散歩ができる状態になく
このサンポが私との最後のサンポとなりました。

私との最後のサンポとなる事が解っていて、
古郷の風景をたくさん目に焼け付けておきたくて、
いつまでもサンポを止めなかったのかなぁ、と
思い出す時、

ただ一人運命を受け入れていたのかと
考えるとそのいじらしさで
切なくなるのです。

—リュウが愛した○は
現在○である
○まで続いています。
また、リュウのサンポコースのひとつだった○からは、
○が走っています。

人類の叡智を結集したような展示が行われている
○の地で育った1匹の柴犬のリュウが
現在の科学を超越した現象(後々記してゆきます)を

‘逢いたいという想い’
       
     だけで次々と私に示してくれる。


  この
  ‘逢いたいチカラ’=‘愛のチカラ’
          とも呼べるチカラは
母や 私やリュウだけが特別に持っているチカラではないと思います。
たぶん人類や生命あるもの全てが持つ
生命の真の構造が為せる技なのだと感じるのです。

いつの日か、
神秘とか感傷というベールに包んでしまって
オカルトの範疇に納めてしまわずに

○や科学のステージで
魂や 生命の真の構造について人類が語る日が、
そんなに遠くはない未来にやって来るのかも知れません。

                    —続く。

※『逢いたいチカラ』は全て実話です。誇張なども一切ありません。

 
     ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


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